人を「理解」する事は簡単なことじゃないね。知らん振りをするのは、こんなにも簡単なのに

チナ。

あんなメールに温かい返信をくれて有難うね。
チナの気持ちを汲めた自信は無いけれど、それでも、チナを大切に想います。

それと、電話しようと思った内容を、簡単に書くね。

私は、自分が穢れていると思っています。そして、それは自分の罪。
彼氏としか共有出来ない痛みで在り、一生抱えなければならないモノだと思います。

何故ならば、そのことを話すことは、…出来ないからです。

そうすることは、自身の崩壊を招くことになる上に、
100人に話せば100人が、嫌な気持ちを抱いてしまうような話でも在るからです。

私は、チナが好きで、軽蔑されるだなんて思っていないし、信じています。

でもね、チナ。大切な人に対して、一番大切にするべきなのは、
理解することではなく、認めること、許すことだと、私は思っています。

だって、どんなに大切な人の考え方でも、理解出来ないことは、生まれてくるものです。

そして、話せないことが在ることも、理解は出来なくとも、
認めていく必要は在ると、私は、思います。認めることは、愛することに、繋がるのだと。

チナ、貴方は、バイバイには慣れた、と云いました。けれど、

痛みや、傷付くことに、慣れること等在りません。それは、強がり。
人は、何度同じ経験に在っても、同じように、もしくは、もっと深く、傷付いてゆくモノ。

私の前で、そういう風に強がるのは、少し、寂しい気がしてしまいます。

それだって、私のエゴだから、強要する気は在りません。
ただ、私は何時だってチナを待っているし、それは、優しい気持ちで在ること、知ってて。

私は、自分のことよりも他人のことを大切にするチナが、愛しくて堪りません。

実質、貴方を守ることは出来ないと思う。それは、現実だと思う。
けれど、出来る限りのことで在れば、何も惜しむこと無く、力になりたいと思っている。

こんな私でも、倖せになれた。貴方も、絶対にすべてにおいて倖せになれる。

…支離滅裂になったし、今は話せないことが多いけれど。
徐々に、そして、チナの年齢に合わせて、話せる限りは、話したいとも思っています。

私は、貴方と、色んなモノを共有して、そして、認め合って行きたいです。

貴方を、掛け替えの無い、大切な妹だと思っている、“りの”。

りのちゃん

何度もメールありがとう。
いつもとてもうれしいんだけど、朝はどうにも弱くって…
どうしても返すのが遅れてしまいます


穢れていても、りのちゃんは、りのちゃんだよ

どんなあたしでもりのちゃんは受け止めてくれるといった


あたしだって、そのつもりでいる。

でも、メールでも言ったように
あたしはまだ、すべてを認めることなんてできない子供だから

待っていてね
待っているから